うちで飼っていたイグアナたちの生活を皆さんにご紹介するコーナーです。あまり知られていないイグアナの日常生活を、これからくわしくレポートする予定です。どうぞお楽しみに。
まずは、イグちゃんのプロフィールから…。
年齢=今年で8歳くらい。
性別=メス。
体長=1m15cmくらい。
体重=未測定。
出身地=南米のコスタリカあたりだと思うが、うちのこは近くのペットショップで買ってきたので、よく分からない。
性格=おっとり型で温厚。
趣味=日向ぼっこ・お風呂。
大好物=果物。特にイチゴやぶどう。最近、朝ごはんのときに、ひざに乗ってくるとトーストをあげる。
1年に2度ほど卵を産みますが、無精卵なので赤ちゃんは産まれません。 寒い冬が苦手で、小屋(蘭を栽培するガラスケースを流用)の中に電気アンカを入れてもらって暖まっています。しかし、あまりにも電気代が高くつくので、飼い主は電気代節約のため、寒い日でも暖房もつけないで震えてます。とほほ……
イグアナを飼っていると言うと、大抵の人の反応は、「えーっ?で、イグアナって何食べるの?もしかしてハエ?」……あのなあ、それはカメレオンやがな。
あのガラパゴス諸島とかに棲んでいる海イグアナは海草や藻を食べますが、このグリーンイグアナは菜食で、うちの毎朝のメニューは小松菜、グリーンピース、枝豆、バナナ、プチトマト、青菜などの野菜が中心です。たまに豆腐も食べます。
家の中で飼っているために、あまり大きくなると困りますので1日1回の食事にしていますが、今では体長1メートルを越えています。南米のコスタリカあたりの自然環境で育っていたら、2メートル近くまで成長しているものと思われます。
高いところが大好きで、カーテンレールや本棚の上に登ると何時間でもそこにいます。鋭い爪があるので、登るのは得意なんですが、降りるときは半分ずり落ちるといった感じで、かなり不格好な降り方しかできません。普段はゆっくりと歩きますが、身に危険を感じたときには信じられないほどの速度で走ることができます。
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“ジャムトーストが大好物”

“ピカッと光るカメラが苦手”

“ピカッと光るカメラが苦手”

“水槽で楽しそうに漂うウーちゃん”
 
“これはまだ砂利を食べる前の画像” |
では、どんなときにそんな速度で走るのでしょうか?自然環境で暮らしていたなら、彼らの敵は猛禽類の鳥だったに違いありません。上空から舞い降りてくる鷲や鷹などの格好の餌食になってしまうので、鳥に似たものに素早く反応するようにDNAに組み込まれているのでしょう。それでかどうか分かりませんが、人間から見ると何の変哲もないものが彼らを怖がらせてしまうことがあります。たとえば帽子です。うっかり帽子をかぶったままで部屋に入ると、ばたばたっと飛び上がってパニックをおこし、部屋中を猛スピードで走り回ります。カチューシャや派手な柄のスカーフも彼らの苦手なアイテムです。
ときどきパニックをおこす以外は、のんびり窓の外を眺めていて、ひたすらボーッとしていますが、いぐちゃんが唯一好奇心を示すことがあります。それはプロパンガスの交換の人です。うちの家は都市ガスですが、向かいのワンルームマンションはプロパンガスを使用しています。それで、ときどきボンベを交換にこられると、いぐちゃんはそわそわしだします。遠くからボンベを転がすガランガランという音がすると、普段の表情とはうって変わって、「何だ? 何だ? 何だ?」と、窓の下を転がしていくおじさんを興味深げに見つめています。でも、ボンベの音がしなくなると、元の表情に戻って、またどこか遠くをひたすらボーッと見つめています。
ちっとも大きくならないなぁ、なんて言ってたら、気づかないうちに大きくなってた。これまで住んでいた水槽が小さくって窮屈そうだったので、年末に1.8倍くらい広い水槽に引っ越した。あまりにもガラ~ンと愛想がないので、水槽の底に細かい砂利を敷いてやったら、なんとウーちゃんはお腹が空いていたのか、砂利をもりもり食べてしまった。お腹が砂利でいっぱいになって、重くて動けなくなってしまった。どうなるのか心配していたら、毎日少しずつ「う~、おえっ」と砂利を吐き出して、数えてはいませんが、30個以上は出てきました。小さじ1杯分ぐらいはあったかも。おかげで身体が軽くなって、すいすい元気に泳ぐようになりました。心配かけるなよな。かっこいいグラフィックデザイン、イラストレーション、ホームページ制作のご依頼は――
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